2010年12月28日

エステルハージ博士の事件簿

「事件簿」と銘打っていますが事件は解決したりしなかったりします。冒険譚や推理小説ではなく、事件を背景に落日間際の架空の東欧の小国をエステルハージ博士と共にさ迷い歩く、というようなお話。しばしば作中で脱線して語られる大量の蘊蓄もあいまって、煙に巻かれたような、きつねにつままれたようなふわふわした気分のまま読んでいて、途中さっぱりわけがわからないんだけど、最後まで読むと存在しない滅びゆく国の運命に想いを馳せて切なくなってしまうという。デイヴィッドスンの弱者への目線の温かさのせいでしょうか。
なお、短編集ではなく連作なので、巻末解説の通り最初から順番に読まないと味わいが分からない仕組みになっています。

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2010年12月15日

ドクター・フー SeriesU

主役がクリストファー・エクルストンからデイヴィッド・テナントに交代してのSeriesUです。実際はSeriesTのラスト(クリスマス特番だった)の話から新ドクターに交代しております。
序盤の軽いノリには「あ、あたしの渋くてクールなおじさまドクターを返して・・・!!」という気分になりましたが、全部観終わった頃には10th.のキュートさにくらくらする羽目に陥っていました。ははははははは!!
10thドクターはスーツ+コートの組み合わせこそ同じだけど、インナーのシャツやネクタイ、それに髪型も毎回違っていて、おまけにパジャマから宇宙服までコスプ・・・着替えまくりだし恋愛要素も多めだしで、9thの頃に比べるといかにドクターが格好良いか素敵かということに重点が置かれた話が増えており、毎回同じ服で地味に事件を解決していた9thとは全く印象が異なっています。そこまでして主役交代を強調しなくても・・・と序盤は考えていたけど、次第にデイヴィッドにいろんなものを着せたり恋愛ものをやらせたりしたかっただけのような気がしてきました。私が脚本家だったら間違いなくするね!
デイヴィッド・テナントはドクター役で女性ファンが急増したそうですが(=番組の女性視聴者ももちろん増加)、美形というほどでもないけど隣の兄ちゃんというには上品で格好良く、そのくせ人懐こい雰囲気があって人気も納得。
シリーズとしてはファミリー向けというよりはティーン向けにシフトしたかなと。設定的に納得できないので恋愛は不要なんだけど、10thドクターの間はずーっと引っ張り続けるみたいですね。それ以外は好きなんだけどなあ。正直に言えば、ローズの中の人が違っていれば8割ほどは納得度が上昇しそうな気もしますが(ごめん・・・)。お話としては、ヒューゴー賞獲得の「暖炉の少女」とロンドン五輪、狼男の話が好き。
そうそう、SeriesUにはジャックが出ないのが残念でした。Vで再登場するそうなので、続き放送して!どこでもいいから!

おまけ。イギリス人アニメーター氏作成動画。歴代ドクターがターディスから出てくるだけですが、かわいいので貼る。

Doctor Who Regeneration


posted by alek at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最近観た映画

終末SFとおとぎ話。相変わらず無茶苦茶なセレクトです。

ウォッチメン


最大の見どころはOP。と言ってもつまらないわけじゃないんですけど。原作既読ですが驚くほど原作そのままなので特に感想が無いのです。ロールシャッハなんて原作キャラにそっくりすぎて衝撃的と言っていいほどでした。あ、ローリーは原作よりも性格良いかな。

魔法にかけられて




TVで。
冒頭のアニメパートの出来が素晴らしすぎて実写になったときにちょっとがっかりしましたが、エイミー・アダムスのTDLのパレードから抜き出てきたかのような怪演(アニメキャラそのままな仕草とか)とディズニーの自虐ギャグで目が点になっているうちに最後まで観てしまいました。ジゼル役の吹き替えの人、歌がすごく上手かった。ハッピー・エンドはいいですよね。
しかし、ドブネズミやその他諸々にお手伝いしてもらった家事は清潔とは言えないんじゃないだろうか・・・。
posted by alek at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月03日

消されたヘッドライン

BBCドラマ「ステート・オブ・プレイ」のハリウッド版リメイクです。舞台もアメリカへ変更されています。
ネタバレじゃないと思うので書くけど、ヘッドライン消されてない。誰だよ邦題つけたの・・・。
原作では取材班のグループワークに見ごたえがあったのですが、映画では主人公に話を集約させ「とある事件を追う敏腕記者」の側面を主にピックアップして上手く2時間強にまとめてあります。監督がんばったよ!ただ、原作は事件よりもそれによって燻りだされる人間関係や人の心の複雑さが見どころだったので、全く別の方向を向いた作品となっています。つまり、原作ファンが怒っても仕方ないレベル。私は割り切って観たので結構面白かったです。
キャストは納得したりしなかったり。ラッセル・クロウのくたびれたおっさんぶりに、ジョン・シムの繊細で弱そうだけど端正なルックスとのあまりの差にガックリしたけど、キャラクター的に別物なのでここはいいです。
ベン・アフレックとラッセル・クロウの間で揺れ動くヒロインって、無理がありすぎやしませんか。どういう趣味なんだよ。あと、オチを原作ドラマ通りにするのだったら、スティーヴンの複雑なキャラクターをもっと丁寧に描写した方が良かったじゃないかな。キャストも曲者的な雰囲気のある人の方が良かったかと。
デラと編集長は映画版も好き。アンも美人でした。原作では重要なキャラクターなのに、影薄すぎでしたが。

posted by alek at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月01日

最近観た映画

ファンタジー2本。TVで。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団


原作は未読。
子役たちが成長しすぎてしまって、作中の年齢とに違和感を感じつつ鑑賞。ネヴィルくんなんて役に反してすっきりとした好青年風に成長してますよ。こればっかりはどうしようもないですよね・・・。
内容がどうのというよりも、英国版オールスターキャストを楽しむ映画。レイフ・ファインズは変なメイクでも格好良いなあとか、エマ・トンプソン出番ちょっぴりで驚愕とかそんな感じ。「不死鳥の騎士団」って、副題にするほどの重要性が無かったですよね。原作だと違うのか、TVでカットされたからなのか不明だけど。
後半のハリーの魔法対決よりも学園内秘密組織&青春な人間模様の方が断然出来が良かったので、「魔法のでてくる学園もの」としてドラマ化した方が良かったんじゃないかなあ、と本編完結したというのに呟いてみます。
そういえば、前作「炎のゴブレット」に最近お気に入りの英国SFドラマ「ドクター・フー」の10thドクターことデイヴィッド・テナントが出ていたらしいのですが、全く記憶にない・・・。

ライラの冒険 黄金の羅針盤


キリスト教の人が怒ったり予算的な問題だったりで続編が中止に追い込まれた本作。改めて鑑賞して、映像化してより鮮明になる教会批判っぷりにそりゃー怒る人いるだろうなあと納得した次第。
ほとんどのキャラが顔見世程度の出番な上、観てる間は映像的に楽しいけど終わってみれば何も解決していない中途半端なぶった切りエンディングで、褒めるところがなくて残念な内容でした。キャストはいいのに。クマ渋いよクマ(そっちかよ)。原作読者としては2巻以降の、ウィルとその不幸っぷりをどう映画化するのか観たかったです。
プルマンは「サリー・ロックハート」といい、映像化にあんまり恵まれない人なのですかね・・・。
posted by alek at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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